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自転車を修理しました・・・ [チャリンコ]

うちの2号機こと鈴鹿号ですが、鈴鹿を走ってからペダルを回すとゴリゴリと (^^;)

しかも先日、風で倒れてからは カックンカックン と・・・

現在、ドライコンディションならば3号機でOKなのですが
   レインとなるとフルフェンダーの2号機が有難いのです。

 

というわけでカックンカックンとなる原因の箇所を修理してみました。

修理個所はペダルの根元 ”BB” ボトムブラケットです (^^)

 

 

 

 

いや~、つい数ヶ月前までボトムブラケットなどという単語すら知らなかったド素人なんですけどね (^^;)

 

2号機はカップ&コーン式と呼ばれるタイプのボトムブラケットです。

色々とネットで勉強してから挑むことに・・・

写真が多いのですが、私なりに気付いた事を書いていきます。

 

 

昨日、買ってきた工具は ”コッタレスクランク抜き” ・・・・・・・コッタレスってなんぞ?(^^;)

DSC08764.JPG

まぁ、クランク抜きです。

クランクとはペダルから自転車本体に繋がってる、大抵は銀色のヤツです (ペダル=クランクと思ってました)

 

 

 

これを使ってクランクのナットを外します

14mmのボックスですので、ラチェットなど自分の使いやすいほうで外したほうが良いかと。

IMG_3755.JPG

 

 

はい。ナットが外れました

IMG_3757.JPG

ママチャリなどはナットが多いようですが、ボルトのタイプもあるのでご注意。(六角ボルトの場合もあります)

 

 

 

ナットを外したら工具を逆にしてクランクへねじ込みます

IMG_3758.jpg

手でスルスルと入るのが普通なので、ちょっと固いと思ったら抜いてやり直したほうが無難です。

556などの潤滑油を吹き付けるとやりやすいですよ (この辺はバイクや車の整備と一緒ですね)

 

 

手で入らなくなったらモンキーレンチで軽く増し締めて・・・

IMG_3759.JPG

 

 

 

銀色(外側)の部分を締め込んでいきます。(本当はモンキーレンチを二つ使ったほうが良いのかと思いますが・・・)

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最初、締めこむ時はけっこう固いんですが、思い切って回すとスルスルと外れてくれました。

これで左のクランク外し完了です (^^)

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ここで気付いた事・・・工具をしっかり奥まで入れるように注意。なぜかというと・・・

IMG_3763.JPG

 

 

 

右側・・・上記記載の通り、ねじ込みが甘くて銀色の部分を締めこんだら
         クランクのネジ山を潰して工具だけ外れてしまいました orz

なんとか リカバリーに成功 (^^;)

IMG_3765.JPG

 

 

 

無事?に右側のクランク (チェーンセット?)が外れました (^^)

あっ、作業前にフロントの変速はギアの一番小さいほう (内側) にしておきましょう

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右側のボトムブラケットの通称 ”右ワン” と呼ばれる部分です

IMG_3767.JPG

 

 

こちらは左ワン。 外側の凹が付いたリングがロックリングと呼ばれます。

IMG_3768.JPG

 

 

 

ではロックリングを外します・・・本来ならフック・スパナという工具を使いますが
   残念ながら持っていないので、マイナスドライバーを当ててハンマーで叩きます (雑な作業だ・・・)

左側は普通のネジと同じなので、反時計回りで緩みます。
    (右側は反対なので注意。ただし、車種によって違う場合もあり)

IMG_3769.JPG

 

 

 

ロックリングを外したら左ワンをモンキーで回します。

この時も潤滑油を吹きかけておくと楽です (^^)

IMG_3770.JPG

 

 

 

モンキーレンチが必要ないくらい緩んだら、あとは慎重に手で回して・・・

IMG_3771.JPG

 

 

 

はい。外れました(^^)

勢い良く手で回してしまうと、外れた瞬間に部品が地面に散乱してしまいますよ。

IMG_3772.JPG

 

 

 

 

ゆっくりシャフトを引き抜きます・・・あれ?てっきりベアリングが砕けているかと思ったのに (^^;)

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クランクシャフト、左ワン、ロックリング、ベアリング (ベアリング・リテーナー)です

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サビサビのボロボロなので、パーツクリーナーで洗浄・・・

IMG_3776.JPG

 

 

 

ちなみにコチラは昨日外した1号機のベアリング・・・崩壊しておりました (>_<)

IMG_3778.JPG

 

 

 

近所のCBAさんで買ってきた新品のベアリングと洗浄したベアリングを比べてみました (^^)

IMG_3782.JPG

仕事場近くのCBA (サイクルベースあさひ) さんではベアリングを売ってくれませんでした (・へ・)

帰り道のもう1軒のCBAさんではバラで分けてくれました・・・同じCBAで、この対応の差は一体 (笑)

ちなみにお値段は1個 200円。 左右で400円・・・ネットに比べて高いのですが、送料込みだと一緒くらいでしょうか・・・

 

 

 

しかし、汚れてますね~

IMG_3783.JPG

 

 

 

フレーム本体もキレイにしたいので、難儀と言われる右ワンも外すことにしました。

幅に適合するモンキーもないので、アンギュラス(ウォーターポンプ・プライヤー)でがんばります!

IMG_3786.JPG

※ 右ワンは逆ネジなので、時計回りで緩みます! 

左右とも自転車の進行方向に回すと緩むんですね。
  (シャフトの回転方向を考えると逆のほうが緩まなさそうですけど)

 

 

プライヤーで回す前に手で軽く汚れを拭ったら・・・クルクル回るし (^^;)

ベアリングも汚れてましたが使える状態。 もしかしてカックンカックンの原因は右ワンの緩み?

IMG_3787.JPG

 

 

 

難関だった右ワンもあっさり外れたし、あとはパーツクリーナーを豪快に吹き付けて清掃完了!

IMG_3790.JPG

 

 

 

右ワンと左ワンのネジ山部分にはアンチシーズを塗りました・・・大丈夫かな (^^;)

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ネジ山部分にたっぷりとアンチシーズ投入! 固着を防いでくれます。・・・たぶん。

IMG_3796.JPG

 

 

 

左右ワンの内側(ベアリング受け)やベアリングにはモリブデングリスを塗りまくります。

IMG_3794.JPG

 

 

 

グリスをたっぷり塗った右ワンをまず装着。

ここでしっかりと締め込んでおきます。

なぜならこの右ワンを基準にベアリングのアタリ(左ワンの締め込み量)を調整するためです。

IMG_3797.JPG

 

 

 

ベアリングは内部までしっかりグリスを入れましょう (最終的にはもっとギトギトに盛りました)

IMG_3799.JPG

 

 

 

左ワンの内側にもグリスをたっぷり盛って・・・フレームに装着

ちゃんと右ワンにベアリングが当たるように挿入します (たぶん勝手にハマると思いますが)

IMG_3800.JPG

 

 

 

左ワンをある程度締めたら右側のクランクを取り付けます。

クランクを揺すってみて、ガタガタするなら左ワンの締め込み不足という事です。

IMG_3801.JPG

左ワンを締めすぎるとシャフトの回転が重くなります。

クランクがガタガタしない。回転もスムーズ。この位置を探りながら左ワンを締めたり緩めたり・・・

ココだ!って場所でロックリングで固定して完了です (^^)

 

本来、もっと追い込んで調整するのでしょうが、素人+通勤に使うにはこれくらいで良いでしょう (^^;)

 

 

すっかり快調になった鈴鹿号です (^^)

サビサビのスポーク。

ガタが出てきているホイールハブ (ホイールの中心の部品)

まだまだ直したい部分がてんこ盛りですが、もうちょっとがんばってもらいます!

・・・ハンドルをドロップハンドルにして、ランドナー化したい気もあるんですが (-_-;)

IMG_3804.JPG

 

以上でカップ&コーン式のボトムブラケットのリペア終了です。

作業時間は55分ほどでした (^^)v

 

・・・後半の写真が少ないのは手がグリスでベタベタだったので m(__)m

 

 

 

1号機のベアリング・・・カジリと呼ばれる状態です。 nさん号のダメージは大きかった(T_T)

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コメント 9

くっさん。

チャリ好きでも、なかなかBBまでは手を出しませんよ。
それもBB用のレンチを使わずに工夫でクリアするとは…。
サスガッス!
by くっさん。 (2013-12-08 19:25) 

j-taro

バイクの整備とは違う技術が必要ですね(^^;
by j-taro (2013-12-08 19:51) 

とのじん

いやいや、思わずチャリをレストアしたのを思いだしました(笑)
そのチャリも今では・・・キャー( ´艸`)
by とのじん (2013-12-08 21:20) 

たくや

自転車の心臓部だから、リペアすると快適でしょうね!
見事に復活、おめでとうございます。
by たくや (2013-12-09 08:45) 

taka4

自分で整備すれば愛着湧きますね^^
やっぱ自転車といえども技術と専用工具が必要ですね(^_-)-☆
by taka4 (2013-12-09 23:05) 

招き猫

いつから「鈴鹿号}!? ・・・いいですけど(笑)
寒いのでボトムブランケットもいかが(笑)
by 招き猫 (2013-12-12 17:07) 

tak

おお、やりましたね。
みごとな整備技術です。さすがハーレーで
鍛えられておられますね。
コッタレス抜きを購入されるとは、
自転車の工具も揃ってきましたね。

最近のBBは、カートリッジ式が多いです。
筒状になった本体をねじこんで、
それで終わりです。ワンの締め込みなど、
調整が不要なので、便利ですよ。

上の写真のようなテーパースクエア(四角軸)
のBBは、少なくなりましたね。私はテーパースクエア
とオクタリンクのクランクを使っているのですが、
どちらも時代遅れになり、BBの選択肢が少なく
なっております。

by tak (2013-12-13 03:53) 

bonita

そのうちアマサイクルショップ・・・オープンしそうですね♪
by bonita (2013-12-13 17:18) 

アマ

>くっさん。さん
専用の工具は最悪は買いに行こうかとも思っていましたが
  無事に手持ちの工具で大丈夫でした。
思ったより簡単で拍子抜けしたくらいです。と、調子に乗ってみます(^^)


>j-taroさん
バイクや車の感覚で締め付けるととんでもないことに(^^;)


>とのじんさん
再レストアですね(^^)


>たくやさん
すっかり快調です。早くしておけばよかったです(^^)


>taka4さん
専用工具は欲しいのですが、使用頻度を考えると・・・
  自転車はハーレーより楽なのでメンテする気が起こります(^^;)


>招き猫さん
便宜上 ”鈴鹿号”
だって、雨の日用ってのも可哀想だし、2号機はダブるし(^^;)


>takさん
コッタレス抜きは使用頻度も高そうなので購入しました。
もっとも・・・近所のストレートという安い工具屋さんのやつですが(^^;)

カートリッジ式は玉押し調整が不要なんですか~
どうりで普及するわけですね。

テーパースクエアやオクタリンク・・・サイズも色々あって
まだまだ???なところですが、いずれ覚えていきたいと思います(笑)


>bonitaさん
自転車整備士の資格でも取りますか~(^^;)


>皆様、nice!ありがとうございますm(__)m
>
by アマ (2013-12-14 14:33) 

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